玉鬘神社・素盞雄神社~出雲式狛犬

2023年6月17日(土)長谷寺の二本の杉を通る旧参道から降りて、初瀬川にかかる連歌橋を渡ると、素盞雄神社へ続く階段が見えてきます。 素盞雄神社への階段この日は長谷寺の登廊と、素盞雄神社へのこの階段、そして次に向かった與喜天満神社の階段と長谷寺駅…

長谷寺

2023年6月17日(土)古民家カフェ「長谷路」でのランチのあと、いよいよ長谷寺へ。 紫陽花この時期、近隣の岡寺・壷阪寺とのコラボ企画「大和三大観音あぢさゐ回廊」が開催されていて、紫陽花めあてに多くの人が訪れていました。参道でも、参道の階段でも、…

長谷路~長谷寺ランチ

2023年6月17日(土)雲一つない青空。梅雨の晴れ間の休日に、初瀬川が流れる長谷寺を訪れてみました。 長谷寺駅鄙びた駅舎の近鉄大阪線の長谷寺駅。背後には大和らしく、丸みのあるなだらかな山々が連なっています。 参道三輪そうめんや奈良漬、よもぎ餅、よ…

喫茶ソワレ

2023年5月21日(日)幕末の史跡をめぐって高瀬川沿いを探索したあとは、昭和の面影を残す喫茶ソワレへ。 外観戦後間もない1948年に開店した築75年の老舗の喫茶店。花遊小路で雑貨商をしていた元木和夫氏が創業し、2代目の英輔氏がお店を引き継いだそうです。…

幕末史跡めぐり~高瀬川沿い

2023年5月21日激動の幕末にドラマの舞台となったのが、長州藩邸や土佐藩邸が建ち並んでいた高瀬川界隈でした。明治という日本の夜明けを待たずして、テロや戦さで命を散らした幕末の志士たち。 今回は、四条小橋から高瀬川沿いを北上して、彼らの足跡をたど…

東華菜館

2023年5月21日(日)京都河原町のランドマークともいえる築100年の近代建築「東華菜館」。 ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計を手がけ、1926年に竣工しました。 ずっと気になっていたので、この日はスパニッシュ・バロックのこの建物を探索してみました…

葵祭「路頭の儀」

2023年5月16日(火)4年ぶりの開催となった葵祭の「路頭の儀」。 天候不順のため15日の予定が翌日に延期になったのですが、この日はお天気にも恵まれ、五月晴れの汗ばむような陽気でした。 葵祭(賀茂祭)の起源は飛鳥時代にさかのぼります。風水害や疫病の…

寺田屋・伏見十石舟

2023年4月30日酒蔵めぐりのあとは、この日の本命だった寺田屋です。坂本龍馬が定宿としていた寺田屋は、大坂と京都を結ぶ三十石船の船着き場を持つ船宿でした。2度にわたる寺田屋事件の舞台となった場所としても有名ですね。 寺田屋大河ドラマの舞台にそのま…

伏見の酒蔵・長建寺

2023年4月30日(日)日曜日の午後、ぶらりと伏見へ。 GWの前半ですが、雨上がりだったせいか意外と観光客は少なく、ゆっくり回れました。 酒蔵「灘の男酒、伏見の女酒」といわれるように、ミネラル分の少ない「御香水」を使った伏見の酒は、優雅でまろやか。…

金戒光明寺

2023年4月1日(土)狛うさぎの岡崎神社を後にして、すぐ近くの金戒光明寺へ。こちらも桜が綺麗でした。 三門金戒光明寺は、1175年に比叡山を下りた法然が最初に念仏道場を開いた浄土宗大本山です。新撰組発祥の地でもあり、『平家物語』の「敦盛の最期」で知…

岡崎神社の狛うさぎ

2023年4月1日(土)桜が散り始めた休日、狛うさぎが鎮座する岡崎神社へ行ってきました。 吽形うさぎ狛うさぎも、きちんと阿吽の形になっています。吽形のうさぎは口元が可愛いですね❤ 鳥居今年はウサギ年なので、観光地から少し離れた岡崎神社も参拝者でにぎ…

春宵一刻値千金~東寺の不二桜ライトアップ

2023年3月29日(水)今年は桜の開花が早く、あっという間に散ってしまいそうなので、ふと思い立って夜の東寺を訪れた。 妖艶な不二桜と五重塔東寺の池泉回遊式庭園で、ひときわ目を引く樹齢120年の枝垂れ桜。 空海の「不二の教え」から名付けられた「不二桜…

『安倍晋三回顧録』と安倍晋三写真展

2023年3月18日(土)城見ホール『安倍晋三回顧録』を読了した翌日、大阪城ホール内の小ホールで開催されている安倍晋三写真展へ行ってきました。 大坂城この辺りに来たのはほんとうに久しぶり。以前の様子が思い出せないほど、すっかりオシャレな空間に様変…

八坂神社初能奉納

2023年1月3日(火)新年あけましておめでとうございます。 今年の絵馬穏やかな三が日、八坂神社に家族で初詣に行ってきました。 西楼門八坂さんの初能奉納にうかがうのは、4~5年ぶりかなあ。少しずつコロナ前の賑わいが戻ってきています。 八坂神社初能奉納…

木嶋坐天照御魂神社(蚕の社)と三柱鳥居 

2022年11月25日(金)広隆寺から大酒神社をめぐって、ミステリアスな三柱鳥居のある木嶋坐天照御魂神社へ。 鳥居「蚕の社」として知られる木嶋神社は、養蚕と織産の神さまとして崇敬を集める一方で、古代史ミステリーの宝庫でもある場所です。 紅葉ここも紅…

大酒神社

2022年11月25日(金)広隆寺をあとにして歩くこと5分、京都三大奇祭の「牛祭」で有名な大酒神社にも訪れてみました。 鳥居大酒神社は、もとは広隆寺の境内に鎮守の社として祀られていましたが、明治の神仏分離により、現在地に遷座された神社です。かつては…

広隆寺~秦氏の氏寺

2022年11月25日(金)秋深まる晴れた日に、京都太秦へ行ってきました。 嵐電京福電車・嵐電には初めて乗りましたが、無人駅も多くて、路面電車は風情がありますね。 路面電車たった半日の小旅行ですが、クラシカルな車両が旅の気分を盛り上げてくれます。 楼…

ネオクラシックカーフェスティバルin安満遺跡公園と京大農場建物群

2022年11月19日(土)ネオクラシックカーフェスがあったので、車好きの家族と一緒に行ってきました。古い映画に出てきそうな車ばかりで、観ていて楽しい!こちらは信号カラーのいすゞの117クーペ。70年代の車でしょうか、昔の車の色はポップですね。 日産の…

神峯山寺の紅葉

2022年11月16日(水)毎年恒例、実家の母との紅葉狩りデート。今年は例年よりも少し早めだったので、紅葉の見ごろより一歩手前という感じだったのですが、赤一色ではなく、緑や黄色とのコントラストが楽しめたので、これはこれでよかったです赤い紅葉と青紅…

月読神社から「かぐや姫竹御殿」へ~お猿さんにも遭遇

2022年11月10日(木)松尾大社をあとにして、すぐ近くの月読神社(松尾大社摂社)にも訪れてみました。 月読神社・鳥居黄泉の国から帰ったイザナギが禊ぎをしたときに生まれたアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三柱の神々。なかでもツクヨミ(月読)は謎の多…

松尾大社その2~重森三玲の遺作《松風苑》

2022年11月10日(木)松尾大社その1~上卯祭からのつづき。 昭和を代表する作庭家・重森三玲の最晩年の代表作が、松尾大社の《松風苑》です。《松風苑》の4つの庭はいずれも素晴らしく、写真撮影OKというのも松尾さんの嬉しい心づくし。 庭園散策の合間に…

最強のパワースポット 松尾大社~上卯祭

2022年11月10日(木)酒造りが始まる11月の卯の日に、醸造の安全を祈願して行われる「上卯祭」。 秦氏にゆかりの深い醸造の神さま・松尾大社のお祭りに行ってきました。 大鳥居大鳥居の「松尾大神」の神号額は有栖川宮熾仁親王の筆。鳥居の上部に張られた注…

ザ・リッツ・カールトン大阪《ラ・ベ》

2022年10月29日(土)家族の記念日だったので、リッツカールトン大阪のフレンチ「ラ・ベ」に行ってきました。 初めて訪れたリッツカールトンは、英国貴族の邸宅のような気品と重厚感のある佇まい。 壁には18世紀の西洋絵画がずらりと飾られ、家具やしつらえ…

皆既月食

2022年11月8日(火)442年ぶりに皆既食の最中に惑星食が起きるという珍しい皆既日食&惑星(天王星)食。 442年前の1580年は織田信長・羽柴秀吉時代だったんですね。わが家もなんとか見ることができました。月が欠けていくところではなく、皆既食になってか…

京都市京セラ美術館

2022年11月6日(日)京セラ美術館で開かれた第76回新匠工芸会展に行ってきました。 外観1933年に創建された京都市美術館は、日本で現存する公立美術館のなかで最も古い建築です。2020年に京セラ美術館としてリニューアルオープンされてから、訪れるのは初め…

阿武山観測所と阿武山古墳

2022年10月30日(日)京都大学創立125周年記念京大ウィークス2022の一環として京大防災研究所・阿武山観測所が特別公開されていました。 観測所の塔今から92年前の1930年に創設された阿武山観測所。 20世紀前半のモダニズム建築の面影を今に伝える貴重な建物…

建勲神社・船岡大祭

2022年10月19日(水)平安京の四神相応の玄武(北の方角を司る霊獣)が宿る船岡山。その聖なる山に、織田信長を祀る建勲神社が鎮座します。 信長の鉄砲隊の皆さんこの日は、信長が入洛した日を記念する船岡大祭が行われ、3年ぶりに火縄銃演武の奉納もあると…

アサヒビール大山崎山荘美術館

2022年10月14日(金)最後にこの美術館を訪れたのは、東京に転勤になる前だから、何年ぶりになるだろう。天下分け目の地・天王山の麓にある大山崎山荘は、大正から昭和初期にかけて、ニッカウヰスキーの創業にも参画した実業家・加賀正太郎の別荘だった場所…

斎宮行列~嵐山・野宮神社

2022年10月16日(日)野宮神社~渡月橋秋の京都はいろんなお祭りが目白押し。この日は嵐山の野宮神社で行われた斎宮行列に行ってみました。 竹林の道斎宮(斎王)とは、垂仁天皇の時代から南北朝期にかけて、天皇の名代として天照大神に仕えた未婚の女性のこ…

大神神社から檜原神社へ~太陽信仰の聖地・能《三輪》の世界

2022年10月2日(日)大和路が似合う秋。 大神神社から山の辺の道を通って檜原神社まで歩いてみました。 二の鳥居現在は海から離れた内陸部にある大和の地ですが、その昔、大和盆地は大きな湖で、三輪山の麓を通る山の辺の道が湖岸の道でした。やがて、土地が…