2021年11月28日(日)
勝竜寺城の土塁・空堀跡を見学したあと、すぐ近くにある神足神社へ。
私が子どものころは「神足駅」があったのだけど、いつのまにか消えてしまったなあと思っていたら、現在は「長岡京駅」になっているんですね。
神足神社は、旧神足村の産土神さま。
創建は8世紀から9世紀半ばとされ、御祭神は天武天皇の御子・舎人親王です。
神足神社には、「桓武天皇の夢」という由緒が伝わっています。
その由緒とは「あるとき桓武天皇の夢のなかに神が現れてた。神は田村(神足村の旧名)の池に降臨し、悪霊が南から宮中に侵入するのを防いでおられた。目覚めた天皇は、夢に現れた神をまつる社を田村の地に建てさせ、太刀と絹を秘蔵させた」というもの。
この地は宮廷の裏鬼門にあたることから、鎮護国家の神社だったんですね。
「神の足」と書く神足神社には、足の健康を願う人々やスポーツ選手なども数多く参拝するそうです。
赤い前掛けと紫のマスクをした狛犬さん。
子どもの無病息災、コロナ撃退を祈願したものなのでしょう。
摂社・野神天神の御祭神は、鹿屋野比売命(かやのひめのみこと)。
イザナギとイザナミのあいだに生まれた出雲系の神様ですね。
こちらには、大歳神さまも祀られています。