アサヒビールミュージアム

2022年6月19日(日)

梅雨の晴れ間は、今年の4月にオープンしたばかりのアサヒビールミュージアムへ。
家族で「大人の工場見学」です。



エントランス

ここ吹田工場は、アサヒビールの前身「大阪麦酒会社」の最初の工場「吹田村醸造所」として1891年(明治22年)に竣工した場所。
吹田がアサヒビール発祥の地ということを、私もこの日初めて知りました。





有限責任 大阪麦酒会社 吹田村醸造所(明治25年)復元模型

館内には創業当初の吹田村醸造所の復元模型が展示されていました。

赤レンガ造りのクラシカルな醸造所。
牛が引くトロッコでビール樽を運んでいるのが牧歌的です。

でも考えてみたら、ビールって、明治以降の日本の発展の歴史を支えてきた飲み物なんですね。

ビールを飲んで憂さを晴らしたり、家でナイターを観ながらくつろいだり、悔しさを飲み干して明日の活力にしたり。
日本の成長を牽引してきた働く人たちを裏でしっかり支えてきたのが、ビール。
明治の文明開化も、大正の大衆酒場でのデモクラシー議論も、昭和の高度経済成長も、企業戦士が24時間闘った平成のバブル期も。

うちの父の現役時代も、ガンガン働いて、ガンガン飲んで……そんな時代だったなあ。





製造過程の映像

ロビーでミュージアムショップをのぞいた後は、いよいよ工場見学。

まずはシアタールームで、アサヒビールの歴史と現在・未来に向けが取組がざっくりと紹介されます。

それからガイドさんの案内で、「スーパードライ体験エリア」へ。





ガイドさんに連れられて

映像を駆使した体験エリアは、遊園地のアトラクションみたい。






製造ライン

こちらは実際の製造ライン。





タンク

巨大なタンク。



ライドシアター

アサヒビール工場見学の目玉が、「スーパードライ ゴーライド」。
その名の通り、自分がビール缶に乗った気分になって、1分間で1500本製造という超高速製造過程をスリリングに疑似体験するというもの。

目の前に巨大な4面スクリーンが迫り、製造の速度や迫力が感じられる映像が次々と映し出されます。
あまりにもスピーディな場面転換で、終わったあとは少し車酔い気分になるほど。
楽しかった~😊





カフェテリア

さて、お待ちかねの試飲タイム!

緑の芝生を見渡せる心地よいカフェテリアでビアホール気分が味わえます。



ピルスナーウルケル

試飲は一人2杯ずつ。
家族2人で行ったので、それぞれ別の種類をオーダーして、計4種類を試飲しました。

まずはチェコ産のビール「ピルスナー・ウルケル」。
ホップの苦みが強く、泡立ちが濃厚な男気のあるビールでした。



ペローニ

次は、イタリアンビール「ペローニ」。
後味がすっきりとして、軽やかで爽やかな口当たり。





マイフレーバー

こちらは自分好みのオリジナルドリンクが作れる自動サーバー「マイフレーバー」でつくったウォッカベースのカクテル。
アルコール度数やフレーバーを画面ボタンで選び、サーバーに専用グラスをセットすると、グラスの底から液体が湧き上がってくるという仕組み。

私は昼間から飲み過ぎたらいけないので、アルコール度数1.5%、もも&青りんごフレーバーを選びました。
氷の量もお好みで。


泡アート

ビールの泡に文字や絵を描く、ラテアートならぬ「泡アート」。

できたてのスーパードライは最高!