東奈良遺跡と佐和良義神社

2024年1月8日(月・祝)先日は、神武天皇の皇后の出身地だった摂津国三島地方にある溝咋神社を訪れました。 lovelywombat.hatenablog.com溝咋神社の記事でも書きましたが、初代皇后・媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)の名前に、金属精錬で使用する炉…

須賀神社と白姫龍神 

2024年1月6日(土)溝咋神社を出て安威川沿いを歩いていたら、他にも神社を見つけたのでお参りさせていただきました。 須賀神社鳥居村社なので、地元の人たちに愛されている神社という雰囲気です。 須賀神社御祭神は須佐之男命。以前に、島根県雲南市(出雲…

神武天皇皇后の里~溝咋神社と隠れ切支丹

2024年1月6日(土)日本神話に登場する初代皇后は、摂津国三島を本拠とした三島溝咋一族の娘とされています。 茨木市五十鈴町には、溝咋一族を祀る溝咋神社が鎮座しています。 一の鳥居溝咋神社の創建は不詳ですが、社伝によると、崇神天皇(実在した可能性…

西本願寺と伝道院

2024年1月2日(火)東本願寺のあとは、西本願寺にもお参りしました。 生け花お正月らしいしつらえの西本願寺。こちらも京都にしては、初詣の参拝者がそれほど多くなく穴場でした。 (人気の初詣スポットはお参りするだけでも30分~1時間は並びますから💦) 太鼓…

東本願寺

2024年1月2日(火)近所の氏神さまに初詣をしたあと、東本願寺・西本願寺へお参りに行きました。 (京都駅のすぐ近くですが、初詣の人出はそれほどでもなく穴場でした。) 手水舎の龍大迫力の手水舎(重文)の龍! 今年は辰年なので浄化パワーも強く、新年早…

総持寺の竹灯籠

2023年12月2日(土)冬の夜を彩るイベント「いばらき竹灯籠」が総持寺で行われると聞いて行ってみました。 池の中「竹害を観光資源に!」をテーマにした「いばらき竹灯籠」は今年で6年目の開催だそうです。イベントで使われる竹灯籠は、茨木市と歴史文化姉妹…

梅の花

2023年11月29日(水)母と叔母と妹との親戚同士の女子会(?)ランチに行ってきました。 梅の花に来たのは久しぶり。 お庭お庭の見える落ち着いたお部屋で、お豆腐料理のコースはいいですね。平日の昼間でも満席でにぎわっていました。 湯葉煮と嶺岡豆腐最初…

興聖寺~恵心院~縣神社

2023年11月23日(木)新嘗祭宇治上神社・宇治神社をめぐった後は、紅葉の名所・興聖寺にお参りしました。 興聖寺・山門興聖寺の創建は1233年。宋から帰国した道元禅師が伏見深草に閑居したのが始まりといいます。日本で最初に開かれた禅宗寺院であり、日本の…

世界遺産 宇治上神社と宇治神社

2023年11月23日(木)世界遺産に登録された現存最古の神社・宇治上神社にはじめて訪れました。 宇治上神社大鳥居朱塗りの立派な大鳥居。 宇治上神社の御祭神・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)は、応神天皇の御子でした。父帝に寵愛され皇太子に…

宇治十帖古蹟めぐりと宇治川合戦碑、橋姫神社

2023年11月23日(木)来年の大河ドラマは紫式部が主役の『光る君へ』なのでブームが訪れる前に、一足早く『源氏物語』宇治十帖ゆかりの地をめぐってみました。 紫式部像と宇治橋宇治橋西詰の紫式部像。「宇治十帖」は『源氏物語』のスピンオフ的な部分で、紫…

ならまち散策~御霊神社の狛犬足止め祈願

2023年11月19日(日)奈良博を出たあとは、ならまちを歩いてみました。好きなんですよね、こういう風情ある古い町並み。 ならまち格子の家幕末から明治時代にかけて、ならまちに点在した町家をモデルに建てられた「ならまち格子の家」。奈良の町屋を気軽に見…

奈良公園と奈良国立博物館

2023年11月19日(日)急に寒くなって冬に突入しそうなので、秋の名残りを惜しむべく、午後から奈良公園をひとり散策。 鹿さんちょっと落ち込むことがあったのですが、のんびり過ごす鹿さんたちに癒されました♪ 可愛い鹿さん❤訪日外国人がコロナ前超えになっ…

時代祭

2023年10月22日(日)次の大河ドラマは平安時代の王朝ドラマ『光る君へ』。なので、来年は京都ブームが巻き起こって凄い人手になりそうなので、今年のうちに時代祭に行ってきました。 (今年もすでにオーバーツーリズムですが(^_^;)時代祭は平安神宮の大祭で…

長五郎餅~秀吉の北野大茶会で献上された名菓

2023年10月7日(土)一条通を散策中、天正年間から400年以上続く老舗の和菓子店「長五郎餅本舗」に立ち寄ってみました。 長五郎餅 本舗長五郎餅の由来にはこんなエピソードがあります。豊臣秀吉の時代、北野天満宮の縁日で河内潮五郎という老人が小さな餅を…

北野天満宮 ~七不思議めぐり

2023年10月7日(土)一条通で妖怪の世界を堪能したあとは、日本三大怨霊としても名高い菅原道真を祀る北野天満宮にお参りしました。 大鳥居高さ11.3メートルの大鳥居。現在の一の鳥居(大鳥居)は大正時代に建てられたもので、いまの二の鳥居が本来の一の鳥…

大将軍八神社と妖怪ストリート

2023年10月7日(土)一条戻橋から一条通を西へ15分ほど歩くと、京都屈指のパワースポットとされる大将軍八神社が見えてきます。 大将軍八神社大将軍八神社は平安遷都の際に王城鎮護のため、大内裏の天門(北西角)を守るべく造営されました。造営にあたって…

一条戻橋 ~安倍晴明の式神が隠れ棲む場所

2023年10月7日(土)晴明神社の近くにある一条戻橋にも立ち寄ってみました。平安時代中期、安倍晴明が使役した式神がこの橋の下に潜んでいて、橋を渡る人の口を借りてお告げをする「橋占(はしうら)」を行っていたといいます。 一条戻橋一条戻橋は、794年の…

晴明神社

2023年10月7日(土)ず~っと行きたかった晴明神社。ようやく訪れることができました。 一の鳥居鳥居の額には、社紋の五芒星(晴明桔梗)が金色に輝いていて、いかにも結界という感じです。デザイン的にもオシャレですね。 安倍晴明公居館之趾晴明神社は、安…

尼崎寺町と「蘆刈からくり堂」

2023年9月29日(金)尼崎には「寺町」という歴史的エリアがあると聞き、尼崎薪能がはじまる前に散策してみました。 町並み尼崎寺町は、江戸時代に尼崎城の城下町とともに整備され、町中に散在していた寺々が一画に集められたのが始まりといいます。 寺町の通…

尼崎薪能2023

2023年9月29日(金) 仲秋の名月の夕べ、尼崎城野外能舞台で開かれた薪能に行ってきました。 第44回尼崎薪能尼崎の港町だった大物浦は、源頼朝から追われる身となった義経が静御前と別れて西国へ船出をした『平家物語』ゆかりの地とされています。尼崎薪能は…

国立民族学博物館

2023年9月23日(土)みんぱくを訪れたのは学生時代以来なので、ほんとうに久しぶり。 はじめて訪れたような新鮮な気持ちで鑑賞できました。 (たぶん展示内容も、昔とはずいぶん変わったんじゃないかな?) モアイ複製(イースター島)展示室に入ると、巨大…

自然派イタリアン「オステリア・セーザモ」

2023年9月16日(土)有機野菜など素材にこだわった評判のイタリアンに初めて行ってきました。 ランチは2つのコース料理からパスタコースをチョイス。 前菜前菜は、季節の野菜のサラダと信州サーモンのカルパッチョ。サーモンには、生姜の甘酢漬け入りサワー…

サントリー〈天然水のビール工場〉見学

2023年9月9日(土)重陽の節句の土曜日、菊酒の代わりに、同じく百薬の長であるビールの工場見学に行ってきました。長岡京の駅からシャトルバスでビール工場へ。 サントリービール京都工場ビールが苦手だった私がその美味しさに目覚めるきっかけとなったのが…

“大阪的”って何?水辺から考えるアート・大阪・大阪暮らし

2023年9月9日(土) 中之島会館 会場となった中ノ島フェスティバルタワー 橋爪節也先生の講演があるということで、内容がよく分からないまま、とあるシンポジウムに行ってみた。プログラムは以下の通り。プログラム 【1】基調講演『大阪的-意匠論』 井上章…

出雲郷と上御霊神社(上出雲寺 御霊堂)~茅の輪くぐり

2023年6月24日(土)京都や奈良の古社寺をめぐっていると、出雲系氏族の集落の名残りに出会うことがあります。 大神神社の出雲屋敷や、長谷寺の出雲の里、そして、この下鴨神社周辺の出雲郷も。 下鴨神社周辺の賀茂川に架かる出雲路橋 下鴨神社周辺のこの地…

加茂みたらし茶屋

2023年6月24日(土)下鴨神社名物のみたらし団子の老舗「加茂みたらし茶屋」。 さすがに有名だけあって、行ってみると長蛇の列。15分ほど並んでから、なかへ案内されました。 外観創業1922年の加茂みたらし茶屋は「みたらし団子発祥の店」とされていますが、…

下鴨神社(賀茂御祖神社)と「さざれ石」

2023年6月24日(土)河合神社から糺の森のなかを進んで下鴨神社へ。 鳥居下鴨神社(賀茂御祖神社)は最古の社寺のひとつ。神武天皇の御代に御祭神の賀茂建角身命が御蔭山に降臨し、677年に、賀茂川と高野川が合流するこの河合の地に社殿が造営されたといいま…

河合神社~下鴨神社第一摂社

2023年6月24日(土)水無月最後の週末は世界遺産・下鴨神社へ。賀茂川と高野川が合流する只洲(ただす)の河原に祀られたことから名付けられた河合神社。 鴨川の河川法の正式名称は「鴨川」ですが、地元では鴨川デルタを境に、上流が「賀茂川」、下流が「鴨…

法起院

2023年6月17日(土)與喜天満神社を訪れたあと、法起院にも立ち寄ってみました。法起院は、西国三十三番外札所で長谷寺の塔頭寺院です。こじんまりした瀟洒なお寺。お札や御朱印を求める人々でにぎわっていました。 本堂開山・徳道上人を祀る本堂(開山堂)…

與喜天満神社・元伊勢~古代の太陽信仰と磐座

2023年6月17日(土)素盞雄神社から初瀬川沿いを下って桜馬場を過ぎると、 與喜天満神社の参道が見えてきます。 参道の階段その1まずは鳥居までの階段を上っていきます。奈良は坂が多いですね。 鳥居鳥居前で一息ついて、 参道の階段その2さらに、男杉と女…