2021年6月17日(木)
金閣寺から帰る途中で立ち寄った敷地神社。
「わら天神」の名で知られる安産祈願の神社です。
日本の少子化が少しでも解消されますようにと、安産の神さまにお参りしました。
磐座のような天然の巨岩でつくった手水鉢。
こういうところも、山の神さまらしい。
舞殿では、毎年10月の秋季大祭で茂山千五郎社中による狂言が奉納されるのですが、今年はどうでしょう?
庶民の神社らしい愛嬌のある狛犬。
敷地神社
御祭神は木花開耶姫。
太古より、ここ衣笠村に降臨した天神地祇が北山の神として祀られていたそうです。
831年に、この地に氷室が設けられ、その夫役として加賀国から移住した人が菅生石部神社(敷地天神)の神を勧請し、北山の神の隣に祀って菅生石部神の母神の木花開耶姫命を祭神に定めたといいます。
六勝大神は「伊勢・石清水・賀茂・松尾・稲荷・春日」の六柱神をお祭りした神社。
平安遷都の際、平野神社の地主神として勧請され、当初は「六所神社」「六請明神社」などと称されていたそうです。
近松門左衛門の『女殺油地獄』に登場する白稲荷法印の台詞に「胴取の祈りは、四三五六社大明神」(勝負師、博打打は六社大明神に祈願する)とあるように、古くから必勝、成功、開運、商売繁盛の神様として信仰されてきました。
「六(む)つかしいことに勝つ」という縁起のよいゴロ合わせから、開運必勝、試験合格などの御利益があるそうです。