サントリー〈天然水のビール工場〉見学

2023年9月9日(土)

重陽節句の土曜日、菊酒の代わりに、同じく百薬の長であるビールの工場見学に行ってきました。

長岡京の駅からシャトルバスでビール工場へ。




サントリービール京都工場

ビールが苦手だった私がその美味しさに目覚めるきっかけとなったのが、このサントリーの工場見学。

ビール工場やワイナリー、蔵元で飲むお酒って、格別に美味しいですよね。

工場見学や蔵元で作り手のこだわりを知ったうえで出来立てを飲むと、美味しさも一段と増すような気がします。




仕込み

工場ではガイドのお姉さんが、楽しく、優しく解説してくださいます。


厳選された麦芽とホップ、そして長い年月をかけて濾過された天然水を使った仕込みの作業。

加熱させた天然水に砕いた麦芽を加えると、麦芽の中の酵素の働きによって、麦芽中のデンプンが糖に分解されます。

そこへホップを加えて煮沸すると、ホップ特有の香りを苦みを持った麦汁ができあがります。




貯蔵タンク

麦汁に酵母を加えて発酵させ、発行を終えた若ビールを低温に調整されたタンクの中で醸成します。

タンクの高さは20メートル!

タンク一基のなかのビールを一人の人間が飲むとしたら、2000年以上はかかるそうです。






パッケージング

濾過されたビールは缶や瓶、樽などに詰められます。

平日に来ると、機械が稼働していてもっと面白いのでしょうね。

どこを見渡してもピカピカの工場内。衛生管理もしっかりしています。





試飲ルーム

さて、お待ちかねの試飲タイム♪

旅館の食堂のような和風空間でいただきます。





ザ・プレミアム・モルツ

まずは、王道のザ・プレミアム・モルツから。

コクがあって、天然水ならではの清涼感があって最高!

おつまみも美味しくて、ビールに合います。




ビール3種の飲み比べ

こちらは、ビール3種の飲み比べ。

以前に訪れた時にはなかった新しい企画です。


醸造家になった気分で、以下の3点を基準にテイスティングしてくださいとのこと。

①色や透明度を確かめる。
②香りを確かめる。
③口に含み味わいを確かめる。

私は「香るエール」の香りと飲みやすさが好きで、家飲みでも愛飲しているのですが、こうやって飲み比べてみても、エールらしいフルーティーな味と香りが好きだなあと改めて実感しました。

でも、三種類のビールの中では、いちばんアルコール度数が高いんですね。

飲みやすいからグイグイ飲んじゃいますが、けっこう危険💦





香るエール

最後は、テイスティングした3種のビールからお気に入りの1種類を選んでいただきます。

私はもちろん、香るエール。




マスターズドリーム(醸造家の夢)

夫は深みのあるマスターズドリーム。

秋のお料理に合いそうな濃厚さです。




ホップ

サントリーのビールに使われている麦芽とホップも味わうことができます。

右は「ダイアモンド麦芽」、左は「ファインアロマホップ」。

ダイアモンド麦芽は「どうぞ召し上がってみてください」と言われたので、いただいてみると、ポリポリと歯ごたえがあって、ちょうど節分の豆まきの豆を食べているような香ばしさ。ビールのおつまみにもなります。


ファインアロマホップはモルツの香りの要なので、嗅いでみると、ラベンダーのような良い香り。まさにアロマテラピーで、癒されます。



何年かぶりに訪れたサントリーの工場見学、めっちゃ楽しかったです。

スタッフの方々、ありがとうございました。